Profile

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img_23_1 撮影:飯島幸永

小泉淳作(こいずみ じゅんさく)

1924年10月26日 – 2012年1月9日

日本画家・陶芸家


1924      10月26日、神奈川県鎌倉に生まれる

1929(5歳) 実母 ふみ亡くなる

1931(7歳) 慶応義塾幼稚舎入学

1937(13歳) 父小泉三申 66歳で亡くなる。世田谷野沢町に転居。(その後24歳まで居住)

1941(17歳) 慶応義塾大学文学部予科入学

1942(18歳) 常岡文亀(東京美術学校教諭)に師事

1943(19歳) 慶応大学文学部予科(仏文)中退、東京美術学校日本画科入学

1944(20歳) 学徒出陣により応集、前橋の予備士官学校へ

1945(21歳) 肺病にかかり自宅療養を命じられる。伊豆で療養生活中に終戦。

1948(24歳) 闘病生活を終え、東京美術学校日本画科に復学

1952(28歳) 東京美術学校日本画科卒業。

1954(30歳) 中山黎子と杉並区阿佐ヶ谷にて結婚生活を始める。第18回新制作展に初入選<花火><床屋にて>

1955(31歳) 新制作協会第19回展に<群衆><道>出品、入選。第一子誕生。

1956(32歳) 新制作協会第20回展に<休日><ちんどんや>を出品、入選。

1958(34歳) 新制作協会第22回展に<牛と人><記念撮影>を出品、入選。鎌倉に転居。

1959(35歳) 新制作協会第23回展に<食べる人達>を出品、入選。

1960(36歳) 新制作協会第24回展に〈ヨットの街〉Vサーカスの幻想>出品、入選。

1961(37歳) 新制作協会第25回展に<憩う人>を出品、入選。

1962(38歳) 新制作協会日本画部春季展に<二つの顔><箱を作る人>を出品、入選。

1963(39歳) 新制作協会第27回展に<閑なグループ>を出品、入選。陶芸を手掛け始める。

1964(40歳) 新制作協会第28回展に<魚の市>を出品、入選。第二子誕生。

1968(44歳) 新制作協会第29回展に<舟のある人物>を出品、入選。

1969(45歳) 京橋・中央公論画廊にて初の個展。この頃雅号を淳から本名の淳作に変更。

1970(46歳) 新制作協会第34回展に<動かない牛>を出品、入選。

1971(47歳) 新制作協会第35回展に<山のつどい>を出品、入選。

1972(48歳) 銀座・彩壺堂にて個展。

1973(49歳) 新制作協会第37回展に<伊豆の山>を出品、入選。

この年の石油危機を境に、生活の手段であったデザインの仕事がほとんど無くなり、陶芸による収入に依る割合が増加。

1974(50歳) 第一回創画展に<雨後>出品、入選。

1975(51歳) 銀座・東京セントラルサロンにて個展。

1976(52歳) 第3回創画展に<植樹の山>出品、入選。以降出品せず。鎌倉にて初の陶芸展。

1977(53歳) 山種美術館賞優秀賞受賞。<奥伊豆風景> 日本橋高島屋美術画廊にて個展。<山を切る道>が文化庁買い上げとなる。

1978(54歳) 『朝日ジャーナル』連載小説 辻邦夫『樹の声海の声』の挿絵を担当開始

1981(57歳) 日本橋高島屋美術画廊にて個展。『樹の声海の声』連載終了。

1984(60歳) 銀座・ギャラリー上田にて個展。

1986(62歳) 銀座・フジヰ画廊にて個展。『日本経済新聞』に「唐・宋山水画十選」執筆

1987(63歳) 『日本経済新聞』に「宋画・動物十選」執筆

1988(64歳) ギャラリー上田にて個展。『アトリエからの眺め』(築地書館)刊行。

1990(66歳) 銀座・フジヰ画廊にて個展。『小泉淳作画集』(求龍堂)刊行。

1992(68歳) 日本橋高島屋にて個展。

1994(70歳) 日本橋・一番星画廊にて個展。

1995(71歳) 妻黎子逝去。日本橋・壺中居にて陶芸展。酒田・本間美術館にて「小泉淳作展」開催。

1996(72歳) 鎌倉市中央公民館市民ギャラリーにて「小泉淳作展」開催。

1997(73歳) 横浜・そごうで個展。

1998(74歳) 『アトリエの窓から』(講談社)刊行。

1999(75歳) 日本橋三越にて個展。浄土宗大本山増上寺天井絵<泰山木>制作。

2000(76歳) 鎌倉・建長寺法塔天井画<雲龍図>完成、東京・横河電機本社にて公開。

2001(77歳) 東京ステーションギャラリーにて初の回顧展開催。第50回神奈川文化賞受賞。

2002(78歳) 京都建仁寺にて双龍図の開眼法要。鎌倉建長寺にて雲龍図の開眼法要。北海道中札内村に小泉淳作美術館開館。『小泉淳作作品集』(講談社)刊行。

2004(80歳) 鎌倉芸術館ギャラリーにて小泉淳作展「ひとり行く道」第14回岡田茂吉賞絵画部門大賞受賞。

2005(81歳) 日本橋高島屋他にて個展。

2006(82歳) 奈良・東大寺に<聖武天皇・光明皇后御影>奉納。

2008(84歳) 『随想』(文芸春秋)刊行。

2010(86歳) 奈良・東大寺本坊の襖絵全40面完成、奉納。日本橋高島屋他にて「平安遷都1300年 光明皇后1250年御遠忌 東大寺本坊襖絵完成記念小泉淳作展」開催。

2011(87歳) 『日本経済新聞』文化欄の「私の履歴書」執筆。尾道市立美術館にて「小泉淳作展<中札内美術村・小泉淳作美術館コレクション>

2012(88歳) 1月9日、肺炎のため横浜市内の病院にて逝去。享年87。